試合中に2階席から落ちた子猫、観客が旗を広げて助ける

AP通信によると、フロリダで行われたマイアミ大学とアパラチア州立大学のアメリカンフットボールの試合中に、スタジアムに入ってきた子猫が誤って2階の観客席から落下しましたが、観客がを広げて助かったようです。多くの観客からは歓声が上がり、ゲームで得点があがった時より喜んでいたようです。

9月11日、米国フロリダ州のハードロック・スタジアムで行われたアメリカン・フットボールの試合中、スタンドから落ちた子猫を、観客が旗でキャッチする。写真は2021年8月21日のスタジアムでの観客の様子(Michael Reaves/Getty Images)

試合中、2階にいた子猫が、突然、観客席から落ちそうになりました。子猫は前足一本でなんとか落ちまいともがいていました。他の観客が撮影した映像を見ると、1人の観客が手を伸ばして子猫を助けようとしていますが、結局、子猫は落下してしまいました。

マイアミ大学の施設管理者であるクローマーさんによると、2階のスタンドにいた観客が子猫を見つけ、捕まえようとしましたが、つかみきれず、子猫は、2階のデッキから落ちてしまったようです。子猫はデッキ下のワイヤーを両方の前足でつかみ、何とか落ちまいともがいていましたが、力尽き片方の足だけになったとき、クローマーさんは「ああ、落ちてしまう!」と思ったそうです。

クローマーさんは、すかさず持っていた星条旗を広げました。幸いなことに、子猫は旗の上に落ちました。跳ね上がった子猫は、近くにいた観客に捕まり、無事保護されました。

「今までの試合観戦で、1番驚いた出来事でした」とクローマーさんの妻は言いました。
ちなみに、試合は25-23のスコアで、マイアミ大学がアパラチア州立大学を破って終了したとのことです。

(翻訳・里見雨禾)