米国も文化大革命へ向かっている文化大革命体験者=シー・ヴァン・フリート氏

人種差別の根源はアメリカの社会構造に起因するとする「批判的人種理論」(Critical Race Theory)が全米で波紋を呼んでいる。白人は生まれた時から抑圧者であり、黒人は被害者であるという主張が広がり、ブラック・ライブズ・マター(BLM)運動に拍車をかけた。学生時代に中国の文化大革命を経験したシー・バン・フリート氏は、過激化するBLM活動家やアンティファを「まるで紅衛兵だ」と表現する。同氏は人種問題を巡り、ますます分断が進むアメリカに対して、「中国と同じ方向へ向かっている」と警鐘を鳴らす。

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