アングル:コロナ追加給付が終了、英で「食事に困る」世帯急増も
[ロンドン 30日 トムソン・ロイター財団] – 英国の困窮者向けフードバンクが「最悪の事態への準備」を進めている。政府が、数百万人の労働者、低所得世帯を対象に新型コロナウイルスによるパンデミックの影響を緩和するために実施していた緊急支援策の縮小を始めたからだ。
国内の最貧困層世帯を支援するために行われていた週20ポンド(約3000円)の追加給付は、来月に廃止となる。また英国は主要国としてはいち早くコロナ禍に伴う雇用支援政策を終了しており、100万人以上の労働者が不確かな未来に直面している。
乾燥パスタからベビーフードに至る基本的な生活物資を配布してきたフードバンクが特に懸念しているのは、約600万人が利用しているユニバーサル・クレジット(失業者・低所得層向けの給付制度、UC)の追加給付がなくなることだ。
関連記事
ある少女はイギリスのヨークにあるスーパーマーケット(アルディ)に行った後、そこで売られている新しいぬいぐるみを家に持ち帰ることを夢見ていました。しかし、親切な店長に出会わなければ、その夢は破れていたでしょう。
英国のトマス・タジェンダット安全保障相は1日の下院で、スナク新政権は公約に掲げた国内30カ所に及ぶ孔子学院の閉 […]
英国防省はこのほど、異例の「脅威警告」を発布し、退役軍人に対して中国軍のヘッドハンティングに応じないよう呼びか […]
英紙ガーディアン11日付によると、同国の理工系大学インペリアル・カレッジは中国の防衛関連企業がスポンサーとなっ […]
辞意を表明したジョンソン英首相の後任を選ぶ与党・保守党の党首選で決選投票に進むリシ・スナク前財務相は24日、当 […]