10月5日、欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、EUによる戦略的天然ガス備蓄の構築について今月のEU首脳会議で協議する考えを明らかにした。写真はフィンランドのエスポーで撮影。提供写真(2021年 ロイター/Markku Ulander/Lehtikuva via REUTERS)

EU首脳、戦略的ガス備蓄について検討へ=欧州委員長

[ブリュッセル 5日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は5日、EUによる戦略的天然ガス備蓄の構築について今月のEU首脳会議で協議する考えを明らかにした。ガス価格が電気料金に跳ね返らないようにすることも検討すると話した。

訪問先のエストニアで記者団に述べた。

欧州の電気料金上昇は世界的にガス価格が上昇していることなどが理由との見方を示した。

「われわれはガスの90%を輸入しており依存度が非常に高い。世界的に経済が回復する中で需要が増えている。だが供給はそれほど増えていない」と述べた。

「ノルウェーが生産を拡大していることを歓迎するが、ロシアは増やしていないようだ」と語った。

輸入への依存を減らし価格を安定させるためにEUは再生可能エネルギーへの投資を増やす必要があると主張した。

ただEU首脳会議ではより短期的な問題を扱うとし、ガス不足への対処や戦略的備蓄について協議し、電気市場の全体的な価格構成にも目を向けると説明した。

「電気料金が高いのはガス価格が高いからだ。この関係を断つことを検討すべきだ。再生可能エネルギーなどもっと安価なエネルギーがある」と語った。

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