10月7日、国連人権理事会(本部ジュネーブ)は、アフガニスタンでの紛争でイスラム主義組織タリバンなどの組織による違法行為を調査する特別報告者を任命する決議を採択した。写真はタリバンの旗などが落書きされた米国大使館跡。カブールで5日撮影(2021年 ロイター/Jorge Silva)

国連人権理事会、アフガン特別報告者任命へ 女性抑圧など調査

[ジュネーブ 7日 ロイター] – 国連人権理事会(本部ジュネーブ)は7日、アフガニスタンでの紛争でイスラム主義組織タリバンなどの組織による違法行為を調査する特別報告者を任命する決議を採択した。

決議は欧州連合(EU)が提起。特にタリバン支配下の女性や少数民族の権利問題が焦点になる。ただし、報告書取りまとめに向けた調査団の編成は盛り込まれていない。

47の理事国・地域のうち28カ国・地域が賛成、中国、パキスタン、ロシアなど5カ国が反対した。

決議案によると、特別報告者は法律分析や法医学、女性の権利の分野の国連の専門家の支援を受け来年3月から任務を開始する。

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