2021年9月27日、マサチューセッツ州で開催されたセルティックス・メディア・デーに出演したエネス・カンター選手 (David Butler II-USA TODAY Sports/Reuters)

NBA選手、チベット弾圧めぐり中国共産党を批判 中国側は試合放送打ち切りに

米プロバスケットボール協会(NBA)のボストン・セルティックスに所属するエネス・カンター選手は20日、チベット弾圧をめぐり中国共産党政権を非難した。中国側はNBAセルティックスの試合放送予定を打ち切った。

カンター氏は、ツイッターに3分近い動画を投稿。「チベットはチベット人のものだ」と強調し、「中国政府による残忍な支配下では、チベット人の基本的な人権と自由は存在していない」と訴えた。中国共産党によるチベットとその文化に対する政治的抑圧について、もはや「黙っていられない」と語った。

Dear Brutal Dictator XI JINPING and the Chinese Government

▶ 続きを読む
関連記事
米プロバスケットボール(NBA)では、中国政府による自由な言論への統制に反発の声があがっている。トルコ出身の選手は、全体主義政権による自身の迫害体験をメディアに語った。
[ワシントン 12日 ロイター] - 米上院のエドワード・マーキー、ロン・ワイデン両議員は12日、トルコにおける人権侵害を非難する法案を提出した。米プロバスケットボール協会(NBA)のエネス・ カンター選手が反対勢力の1人としてトルコ政府に標的とされていると批判した。 カンター氏はトルコのエルドアン大統領に反対する立場を明確にしている。トルコ政府は、在米イスラム指導者ギュレン師
米議会の中国に関する議会・政府委員会(CECC)は1日、米プロバスケットボール(NBA)の選手らに対し、中国のスポーツ用品メーカー3社が新疆ウイグル自治区産の綿の使用をやめない場合、スポンサー契約などを解消するよう要請した。