11月2日、台湾の国防部(国防省)は、予備部隊の戦闘演習や射撃演習などを来年から強化する方針を示した。写真は台湾の首都台北で10月撮影(2021年 ロイター/Ann Wang)

台湾、予備部隊の訓練強化へ 中台関係緊張で

[台北 2日 ロイター] – 台湾の国防部(国防省)は2日、予備部隊の戦闘演習や射撃演習などを来年から強化する方針を示した。

中国が台湾周辺で軍事活動を増やしていることが背景。台湾の邱国正国防部長(国防相)は先月、中国との緊張関係が過去40年以上で最悪の状態にあるとの見解を示した。

国防部は、来年から一部の予備部隊に義務付ける再訓練を現行の5─7日間から14日間に延長し、「予備部隊の戦闘能力を効果的に引き上げる」と声明で発表。

射撃演習では発砲する弾丸の量を2倍に増やす。戦闘演習は半日から56時間に拡大する。

国防部が来年訓練する予備兵11万人のうち約13%が対象となる。さらに対象を広げるかは今後決定する。

関連記事
米銀行大手のJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループの各最高経営責任者(CEO)は21日 […]
バイデン米大統領は18日、米CBSテレビのインタビューで、中国が台湾に侵攻すれば米軍が防衛すると明言した。台湾 […]
米上院外交委員会は14日、台湾への関与を強化する「台湾政策法案」(Taiwan Policy Act)を賛成1 […]
台湾の半導体大手、聯華電子(UMC)創業者の曹興誠(ロバート・ツァオ)氏(75)は1日、台湾軍と連携して活動で […]
台湾の民間シンクタンク、台湾民意基金会は16日、ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問や中国軍の軍事演習などに関 […]