中国政府、半導体企業買収を加速化 民間投資会社を隠れ蓑に=仏メディア
半導体分野での遅れを取り戻すため、中国政府は民間投資会社を使って、水面下でフランスをはじめとする外国の半導体メーカーの買収を着々と進めている。仏国営放送RFIがこのほど、報じた。
5月中旬、中国の民間投資ファンドである智路資本(Wise Road Capital)は、仏半導体ウエハー測定・検査装置メーカーのユニティSCに買収意向表明書を提出した。
2017年に設立され、半導体を中心としたテクノロジー企業への投資を目的としている智路資本は自社ホームページで「民間企業」「独立経営」と記載しているが、オランダの経済情報会社ダテンナ(Datenna)によると、同投資ファンドの主要株主らは中国政府と密接な関係を保ち、実質上、中国政府の管制下に置かれている。
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