重曹を使ってお掃除を楽に お役立ち10のコツ

キッチンで重曹は、ケーキを焼く以外にも、汚れやにおいを落としたり、普段の衣類のお手入れにも使うことができます。 しかも、ほとんど毒性がなく、価格も安いので、安心して使うことができるのです。

ここでは、そのクリーニング方法をご紹介します。 (洗浄時に熱い重曹を使用する必要がある場合は、皮膚への刺激を避けるため、ビニール手袋を着用してください)

1.鍋・フライパンの洗浄

家庭でしばらく使っているポットの底に、普段の掃除用具では落ちにくい黒い汚れが付着している場合、重曹で掃除することができます。 

方法は簡単で、鍋底を濡らし、鍋の側面も含めて汚れた部分に重曹を振りかけ、その後鍋底にラップを巻いて(重曹が効くように)一晩置くだけです。 翌日、ラップを外し、水を含ませたタオルで黒い汚れを拭き取ります。

2.茶渋・コーヒーの石灰化除去

ティーカップにスプーン1杯の重曹を入れ、ぬるま湯でかき混ぜて10分ほど放置します。
 

3.冷蔵庫の臭いを取る

冷蔵庫から食品を取り出し、重曹をお湯に入れてかき混ぜ、重曹を浸した掃除用の布で、粉を浸した小さなブラシや歯ブラシを使って冷蔵庫を掃除します。 余分な粉や水分を拭き取り、冷蔵庫を乾燥させます。

冷蔵庫をいつも清潔に保ち、臭いをなくすには、ボウルに重曹を入れ、冷蔵庫に入れると効果的に臭いを消すことができます。 においの強い食品は、ふたやラップをしてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。

4.ゴミ箱の臭いを消す

家庭用ゴミ箱を空にするたびに、底に少量の重曹を入れると、臭いを消すことができます。

2015年にWater Managementに掲載された重曹の生ごみ臭への効果に関する論文によると、屋外の大型ビンでは、8Lのビンに対して50gの重曹の割合で、70%の臭いを効果的に除去することができるそうです。
 

5.排水口の詰まりを解消

重曹を1/2カップ流し、次に白酢を1/2カップ流し、数時間待ってから熱湯を水差しで注ぐと排水口の詰まりが取れ、排水口の臭いが取れます。
 

6.白い服をより白くする

白いシャツを白く爽やかに仕上げるには、洗濯機で洗うときに洗剤に重曹を加えて正常モードで洗い、その後に乾燥させるとよいでしょう。 そうすると、衣服は新品のように白く、柔らかくなり、においも消えます。

7.顔を洗うタオルをふわふわにする

顔を洗ってタオルで拭くと顔の脂や汗がタオルに入り込み、水で洗い流せません。タオルが硬くなるのは水道水に遊離したカルシウムやマグネシウムのイオンがあり、それが石鹸と結合してカルシウムやマグネシウム石鹸を作り、タオルの表面に付着しているためです。

再びふわふわにするには、十分がタオル浸せるような大きさの鍋に重曹大さじ1杯を加えてかき混ぜ、タオルを入れて煮て、10分たったら火を止め、白酢カップ半分を注ぎ、30分ほど浸した後、石鹸で洗い、天日干しします。

(Shutterstock)

8.まな板の掃除

まな板に重曹を大さじ3杯をまんべんなくふりかけ、水をかけて15分ほど放置し、スポンジでまな板を拭き、水ですすいで乾燥させる。

9.カーペットの臭いを消す

カーペットのホコリを払い、重曹をまんべんなく振りかけたら、手袋をして重曹を拭き取ります。 あらかじめ重曹にお好みの精油を数滴入れておくと、香りもプラスされます。

10.シャワーヘッドを掃除する

シャワーヘッドが詰まったり汚れている場合は、重曹1/2カップと酢を混ぜ、水を張ったビニール袋に注いで掃除してください。

11.腫れやかゆみの緩和

蚊に刺された後、スプーン1杯の重曹をぬるま湯でペースト状にし、刺された部分に塗るとかゆみが緩和されます。 これは、重曹がアルカリ性の物質で、噛み合わせに含まれる抗酸を中和するためです。

 

(翻訳・井田千景)

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編集部:重曹や重曹水は50℃以上に加熱すると炭酸ナトリウムになり、皮膚や目、気道の粘膜を刺激することがあります。 誤って熱い重曹や水が皮膚に付着した場合は、すぐに水で洗い流してください。 掃除の際に熱い重曹を使う必要がある場合は、ビニール手袋を着用してください。