技術の大躍進 弾丸型飛行機の飛行効率は8倍に向上

2025年に市場投入予定の新型機、オットー・セレラ500Lは、未来の商業航空に革命をもたらす可能性がある。

セレラ (Celera 500L)がもつ「弾丸」の形状は、空気が航空機の表面を通過する際に、よりスムーズに流れ、空気抵抗を大幅に減らすことができ、少ない動力で飛行でき、燃料の消費が大幅に減少できる。

(オットー・セレラ500Lの外形はこちらから)

CNNによると、オットーアビエーション航空会社のウィリアム・オットーCEO は、セレラ航空機の燃料効率は「通常のターボプロップ機の4~5倍、ジェット機の7~8倍」と説明している。

これは飛行コストにおいて、同じ乗客容量の商用機を徹底的に打ち負かしたことを意味している。オットー航空によると、セレラ航空機の飛行コストは1時間わずか328ドルで、1ガロンの燃料で18~25マイル飛行でき、大型SUV車並みの燃費を実現したという。現在の一般的な商用航空機は1ガロンの燃料で2〜3マイルしか飛ばず、その飛行コストは、1時間に約2100ドルは必要だ。

セレラ500Lは、6席の快適な客席を、機体がもち独特の卵の形になっている。

「キャビンは高さ6フィート2インチで、機内では直立歩行が可能で、立型の洗面所もある。中型商用機に相当する」とオットーさんは説明する。

また時速460マイル、航続距離4500マイルの設計で、民間航空のフライトレベルに近づいており、大いに期待されている。

オットー航空は2025年にセレラ500Lを発売する予定で、1台の初期価格は約500万ドルの予定となっている。

オットー社のホームページによると、セレラ500Lは超短距離便に「空中タクシー」を実現したり、将来の軽旅客機や商用機市場に革命をもたらしたりする可能性のある強みを持っているという

(翻訳・橋本 龍毅)