SNSで仕事上の機密をシェアし  米客室乗務員が解雇

無料で世界中を飛び回ることができるスチュワーデスは、羨ましがられるものです。多くの客室乗務員がその様子を動画でSNSに公開し、ファンから注目されています。しかし、最近、ユナイテッド航空の客室乗務員が、これを常習的に行っていたため、警告なしに会社から解雇されました。

英国紙「サン」によると、アリーナ・ブルームさんはユナイテッド航空の元客室乗務員でした。彼女は在職中、SNSで約20本の動画を共有しました。彼女は航空会社の制服を着て、ネットユーザーに航空機業界の情報を伝えました。

しかし、匿名の人物が彼女の行動について会社にクレームをつけたため、ユナイテッド航空から解雇されたと、最近の短い動画の中で彼女は語っています。

彼女はその後の短い動画の中で、同社は事前の警告なしに12月にすぐに辞任するよう彼女に要求したと語りました。

彼女は「内容によっては罪悪感を感じ、二度とやらないと約束したものの、私はポジティブな発信をしており、航空会社の一員であることの喜びを伝えることができた本当に思っています」と語っています。

彼女は「個人的には、私は航空業界への参入を促す素晴らしい無料広告塔であると思っています」と話しました。

しかし、彼女は航空会社ごとに独自の規定があることも理解していると認めています。

彼女は現在、他の航空会社の求人に応募しており、面接のコツやアドバイスに関してもシェアしています。

ブルームさんに同情するネットユーザーもいる一方で、動画を共有する以上、自分が勤めている会社の情報を漏らすべきではないという意見もあります。

このような「不正行為」で解雇されたスチュワーデスは、ブルームさんが初めてではありません。2018年、中国のある客室乗務員が勤務中に彼氏からプロポーズされたことを理由に会社をクビになりました。

このスチュワーデスは当時、中国東方航空会社に勤めていました。西安から銀川へのフライトで、彼氏は乗客全員の前で彼女にプロポーズをして、成功した後、彼女と抱き合いました。さらに彼女はマイクを取って、乗客に「目撃してくれてありがとう」と言いました。

しかし、同社はそのスチュワーデスが「乗客の安全を無視した」という理由で解雇したようです。
 

(翻訳・橋本 龍毅)