岸田首相、学術会議6人の任命拒否変更せず「手続きは終了した」
岸田文雄首相は13日、首相官邸で日本学術会議の梶田隆章会長と面会した。菅義偉前政権が会員6人を任命しなかったことについて、岸田首相は「当時の首相が最終判断したもので、一連の手続きは終了したと承知している」と述べ、任命の要請には応じない考えを示した。
首相は同会議について「本日の面談を第一歩として、政府と学術会議の建設的な関係を築き、様々な社会課題の解決に共に取り組んでいきたい」と述べた。また、松野博一官房長官を会員任命の担当者とし、学術会議の組織運営などは小林鷹之内閣府特命担当相が引き続き担当すると語った。
2020年9月、当時の菅前首相は日本学術会議が推薦した会員候補6人を任命しなかった。現有の任命制度は2004年以降から実行され、日本学術会議の推薦候補を任命しなかったことは初めて。
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