仏パリのブルボン宮殿内の下院議事堂。2022年1月16日撮影(Photo by THOMAS COEX/AFP via Getty Images)

フランス下院、ウイグル人に対する「ジェノサイド」対中非難決議を圧倒的多数で採択

フランス下院は20日、中国共産党による新疆ウイグル自治区の少数民族に対する反人道罪を非難する決議案を採択した。議案はウイグル人への大量虐殺を公式に議会が認めると記し、政府に対して対中外交措置をとるよう求めた。

賛成169票、反対1票、棄権5票の圧倒的多数で採択された決議には、議会が「ウイグル人に対する中国(共産党)の暴力を人道に対する罪とジェノサイド(大量虐殺)であると公式に認定する」との文言が含まれる。

決議を率いた社会党党首オリビエ・フォール議員は中国民族への友好の意を示したうえで「商業利益に臆して人権侵害を行う政権のプロパガンダに従うわけにはいかない」と議場で力説。さらに、拷問や性的暴行、文化の根絶、強制的な臓器摘出といった迫害を経験したウイグル人の証言を紹介した。

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