英国は、インド太平洋地域における安全保障を強化するため、オーストラリアとの協定の一環として2500万ポンド(3400万ドル)の拠出を表明した。写真は、COP26の会場でのジョンソン首相(右)とモリソン首相。2021年11月1日に英国・グラスゴーで撮影。(2022年 ロイター/ Alastair Grant/Pool via REUTERS)

英、インド太平洋の安保強化で豪と協定 3400万ドル拠出表明

[シドニー 17日 ロイター] – 英国は、インド太平洋地域における安全保障を強化するため、オーストラリアとの協定の一環として2500万ポンド(3400万ドル)の拠出を表明した。

ジョンソン英首相とモリソン豪首相は17日に電話会談を実施。会談後の共同声明では「両首脳は、緊張緩和の必要性で同意し、ロシアのウクライナへのさらなる侵攻は大きな戦略的過ちで、人道上の重大なコストを伴うと強調した」と指摘。

インド太平洋地域の安全保障協定で確約された資金は、サイバースペースや国家の脅威、海上安全保障などの分野で地域の耐性を強化する。

また、両首脳は「新疆ウイグル自治区における人権侵害の報告に深刻な懸念を表明し、香港の権利、自由、高度な自治を保護するよう中国に求めた」と指摘。さらに「台湾海峡全体の平和と安定の重要性を強調し、台湾の有意義な国際機関への参加を支持すると表明した」という。

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