糖尿病でも食べられる「健康おやつ」ベスト7

無意識に手が伸びて、つまんでしまうテーブル上の「おやつ」。
それは実に楽しいひと時ですが、つい食べ過ぎると、後で現実的な結果に「復讐」される怖さもありますね。

そこで、漢方医師である私からお薦めするのは、以下に挙げる「7種の健康おやつ」です。

これらの食物は、味がおいしいだけでなく、養生効果もあり、その中の多くは糖尿病患者にも適しています。それでは第7位から順に、ご紹介しましょう。

健康おやつ第7位:クコの実(枸杞子)
食材にも漢方薬にもなるクコの実は、非常に優れた補血作用があり、肝腎を補うとともに、視力を改善します。

特に老化による視力低下(老眼)に対して、クコを食べることは有効で、改善効果が期待できます。また、クコは免疫力の調整にも役立ちます。

クコには豊富なタンパク質や植物繊維、リノール酸なども含まれています。それらは血糖値を下げ、心臓血管を保護するとともに、一定の抗がん作用を有すると言われています。

毎日6~10粒を食べれば十分で、食べ過ぎはお勧めしません。

 

健康おやつ第7位:クコの実(健康1+1/大紀元)

健康おやつ第6位:コンニャク
ボイルしたコンニャクに自家製の味噌ダレや減塩ソースをつけると、ヘルシーなおやつとして食べられます。

コンニャクは高タンパク、低脂肪、超低カロリーの食品で、ダイエットやコレステロール値を下げる効果があります。ダイエット中の人は、ご飯や麺類などの主食代わりにも使えます。

コンニャクに含まれるグルコマンナンは、腸内での宿便の蓄積を減らす優れた可溶性食物繊維です。便秘解消のほか、血糖値や血中コレステロール値を下げる効果もあります。
 

健康おやつ第6位:コンニャク(健康1+1/大紀元)

健康おやつ第5位:パパイヤ
大きな魚や肉など、動物性タンパク質のメインディッシュを食べたときには、食後のデザートとして、ぜひパパイヤを食べてください。
パパイヤに含まれる消化酵素が消化を助けて、胃腸への負担が軽減できます。

パパイヤに含まれるリコピン、ビタミンC、ビタミンEは、血中脂肪の減少、血管の硬化防止、心臓の保護に役立ちます。また、パパイヤは母乳の分泌を促進します。
 

健康おやつ第5位:パパイヤ(健康1+1/大紀元)

健康おやつ第4位:長芋の蒸しもの(蜜蒸山薬)
中国語で「蜜蒸山薬」という食べ物があります。
長芋(ヤマイモ)を拍子木、または輪切りにして蒸します。そこへ砂糖とハチミツを混ぜたシロップをかけたもので、しゃきしゃきした食感と爽やかな甘味が楽しめる一品です。

その名も「山薬」と呼ぶように、滋養と栄養がぎっしりつまった長芋は、まさに健康的な食材です。漢方医は、長芋で患者の腎臓を補い、元気を補います。

漢方で言う元気とは、免疫力の一種でもあります。免疫力を強くすれば、がんを含む多くの病気に対抗できます。

糖尿病の人も長芋は食べられますが、その場合は、甘いシロップをかけず、長芋本来の味をお楽しみください。

健康おやつ第4位:長芋の蒸しもの(健康1+1/大紀元)

健康おやつ第3位:クルミ
不飽和脂肪酸が多く含まれるナッツ類は、いずれも健康維持に欠かせない食品ですが、とりわけクルミには優れた効能があります。

クルミは、漢方医学では「温陽補腎」の薬とされています。

それは腎臓の陽虚(陽気が不足すること)を治療することで、低下した体力を回復させるのですが、クルミには実はもう一つ、腎臓結石や尿路結石を取り除くという、あまり知られていない効能もあります。

 

健康おやつ第3位:クルミ(健康1+1/大紀元)

健康おやつ第2位:ピスタチオ
ピスタチオには、ビタミンE、マグネシウム、リンなどの栄養素が含まれているため、気分を整え、ストレスを解消する効果があります。

ビタミンEは、アンチエイジングやスキンケアに有効で、動脈硬化の予防にも役立ちます。
 

健康おやつ第2位:ピスタチオ(健康1+1/大紀元)

健康おやつ第1位:キウイフルーツ
キウイフルーツは、ビタミンCの含有量が高く、柑橘類の5~10倍もあります。

キウイフルーツは三高(高血圧、高血糖、高血中脂質)を下げるのに役立ちます。
焼き肉を食べたら、食後にキウイ1個をとるようにしましょう。キウイフルーツのビタミンCは、バーベキューの食材に多い亜硝酸塩の形成を抑制し、食道がん、肝がん、直腸がんの予防に役立ちます。

さらにキウイフルーツは食物繊維、ビタミンE、葉酸を豊富に含みます。これらは妊娠中の女性が摂取しなければならない栄養素でもあります。美容やダイエットにも最適です。

健康おやつ第1位:キウイフルーツ(健康1+1/大紀元)

(口述・Jonathan Liu/翻訳編集・鳥飼聡)