コパン遺跡群の内容は古城や神殿、ピラミッド、天文観測に使われていたとされている施設など、どれも見る人を驚嘆させるものばかりで、中でも、神聖文字が刻み込まれたピラミッド型の神殿が人々の目を引き付けている(Shutterstock)

世界中のピラミッド(54)ホンジュラス コパンのマヤ遺跡

コパンはかつて、ホンジュラス西部、現在のコパン・ルイナスに隣接するマヤ辺境の重要都市でした。その壮麗さはグアテマラのティカル遺跡に劣らず、マヤ文明において2番目の大都市とされています。

コパンは海抜600mの場所に位置し、敷地面積は約15万平方メートルあり、マヤ文明において最も古く、最も大きな古代都市遺跡です。

辺鄙な場所にあるため、20世紀に入ってからようやく発見されました。考古学者によると、遺跡から主に3つの発展時期が観測されますが、10世紀初期の頃、この都市は不明の原因により置き去りにされました。

▶ 続きを読む
関連記事
身近な卵が、実は脳や筋肉、目の健康まで支える完全栄養食だと知っていますか?最新研究と実用的なコツから、卵の本当の力と毎日の取り入れ方を分かりやすく紹介します。
第一次世界大戦の塹壕で、敵同士の兵士が同じクリスマスの賛美歌を歌い、銃を置いた夜があった。天使ではなく、人の声が「地に平和あれ」を響かせた奇跡の物語
冬の冷えで不調を感じやすい季節に。中医学の考え方から、腎を温め心と脳を守る「にらラーメン」を解説。身近な食材でできる、冬の養生をやさしく学べる一編です。
抗うつ薬は本当に「脳の不調」を治しているのか。元FDA医師が、化学的不均衡説の限界と長期投薬のリスクを指摘し、うつ病治療を根本から見直す必要性を訴えます。
なぜ私たちは、気づかぬうちにネガティブ思考の渦に飲み込まれてしまうのか。脳科学と最新研究から「絶望のループ」の正体をひもとき、抜け出すための具体的なヒントを探ります。