ベラルーシ国防省は、20日に終了する予定だった同国でのロシアとの合同軍事演習を延長すると発表した。写真はベラルーシのルニネェツ空軍基地、スホイ25対地攻撃機をとらえた衛星画像、14日撮影、提供:Maxar Technologies(2022年 ロイター)

ロシア軍が演習延長、ウクライナ国境付近に部隊増強示す衛星画像

[モスクワ/キエフ/ドネツク(ウクライナ) 21日 ロイター] – ベラルーシ国防省は、20日に終了する予定だった同国でのロシアとの合同軍事演習を延長すると発表した。衛星映像の分析では、ロシア軍がウクライナ国境近くに装甲車や部隊を新たに配備したことが分かっており、ウクライナ情勢をめぐる緊張は一段と高まった。

バイデン米大統領は国家安全保障会議(NSC)に出席後に予定していたデラウエア州訪問を中止。ワシントンにとどまり、マクロン仏大統領と電話会談してロシアの国境付近における軍備増強について協議した。

ブリンケン米国務長官は、演習延長でロシアのウクライナ侵攻が間近との懸念が強まったと述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
G7財務相はロシア産原油の購入を拡大する国々も制裁対象とする方針で一致し、凍結資産全額の活用も検討している。
トランプ米大統領は、プーチン露大統領とゼレンスキー宇大統領の首脳会談が不可欠だと強調し、戦争終結へ両者の対話を求めた。
ロシア外相はプーチン・ゼレンスキー会談の予定はないと発言。双方は妥協せず、戦闘と制裁強化の主張を続けている。
ゼレンスキー氏は中国が戦時中ロシア支援を行ったとして、戦後ウクライナ安全保障国への参画を拒否する方針を表明した。
米国がウクライナの安全の保証に関与すると表明。停戦や領土問題、三者会談の可能性など、戦争終結への外交努力が議論された。