2月21日、オーストラリアのモリソン首相(写真)は、中国軍の艦船が豪軍の哨戒機にレーザー照射したことについて、本格的な調査を求めたことを明らかにした。写真は11日メルボルンでの代表撮影(2022年/ロイター)

中国艦による哨戒機レーザー照射、「完全な調査」を=豪首相

[シドニー 21日 ロイター] – オーストラリアのモリソン首相は21日、中国軍の艦船が豪軍の哨戒機にレーザー照射したことについて、本格的な調査を求めたことを明らかにした。

モリソン首相はタスマニアの現地ラジオで、中国から説明を受けていないと指摘。外交・防衛ルートを通じて「この問題に関する完全な調査」を要請したと述べた。

また、当地で記者団に対し「艦船はオーストラリア本土から見えた可能性がある」と語った。

オーストラリア国防省は19日、同国北方の排他的経済水域(EEZ)上空を17日に飛行していた哨戒機が中国軍の艦船からレーザー照射を受け、操縦士が生命の危険にさらされたと発表した。

モリソン首相は、オーストラリアのフリゲート艦が台湾海峡で中国の偵察機にレーザーを照射するという仮説上の状況に言及し、中国がどのように反応するか想像できるだろうとも述べた。

在キャンベラ中国大使館はコメント要請に応じていない。中国は今回の件についてコメントを発表していない。

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