中国広東省にある台山原子力発電所 (PETER PARKS/AFP/Getty Images)

仏調査機関、「台山原発問題を矮小化」EDFに説明求める

フランスの放射能測定調査民間機関、クリラッド(CRIIRAD、放射能調査情報提供独立委員会)はこのほど、昨年、中国広東省にある台山原子力発電所で起きた放射性物質漏えいについて、フランス電力公社(EDF)に説明を求めた。

クリラッドは23日、同ウェブサイト上で声明を公開し、産業界や多くの専門機関は台山原発の漏えい問題を矮小化と批判した。同団体は、台山原発1号機の燃料棒の破損は他の原子炉に影響を及ぼしていると主張している。

クリラッドによると、昨年11月、原子力産業で働く内部告発者から入手した情報で、状況は報告されたものよりはるかに深刻だという。燃料棒の破損は、原子炉の異常な振動が原因だとした。

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