ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)は28日、ドイツのショルツ首相と電話会談し、ロシアとの停戦交渉の進捗状況について協議したことを明らかにした上で、「ロシアへの圧力を継続し、制裁を強化する必要がある」と呼び掛けた。3月27日、キエフで撮影(2022 年 ロイター/Ukrainian Presidential Press Service/Handout via REUTERS/File Photo)

ウクライナ大統領、ロシアへの圧力継続要請 独英首脳と電話会談

[リビウ(ウクライナ)/ロンドン 28日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、ドイツのショルツ首相と電話会談し、ロシアとの停戦交渉の進捗状況について協議したことを明らかにした上で、「ロシアへの圧力を継続し、制裁を強化する必要がある」と呼び掛けた。

ジョンソン英首相もゼレンスキー大統領と電話会談し、英国がロシアへの経済的圧力を強化すると改めて明確にしたと、首相府が明らかにした。

首相府によると、ゼレンスキー大統領は停戦交渉に関する最新情報を伝え、両首脳は今後数日、緊密に調整する方針で合意したという。

また、トラス英外相は議会で「今後の停戦交渉で、ウクライナを売り渡す、もしくは過去の過ちを繰り返すことにならないよう確実にする必要がある」と強調。「この恐るべき攻撃でプーチン大統領に勝利を許すべきではない」と言明した。

関連記事
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。
ロシアが最近行った戦術核兵器使用の威嚇を一見すると軽視されがちだが、「ウクライナ国外」の英軍施設への攻撃という状況は、あからさまな警戒とまではいかないまでも、注目を集めるものだ。
4月20日、アメリカ下院は360対58の圧倒的多数で「21世紀の平和実現のための法案」を可決した。同法案は、中国本土系動画配信アプリ「TikTok(ティックトック)」について、運営会社に対し早期の事業売却を求める。
アメリカのマイク・ジョンソン下院議長が中国共産党首魁の習近平、ロシアのプーチン大統領、そしてイランを「悪の枢軸」と呼んだことに対し、在米中国共産党大使館の報道官はメディアの取材で不満を示した。
複数の米政府高官は12日、中国が工作機械や超小型電子機器、ドローン、巡航ミサイルなどの軍事兵器を大量供給することで、ロシアの対ウクライナ軍事行動を支援していると語った。