3月3日、ドイツのショルツ首相は、ウクライナ情勢の緊張を緩和するためには停戦とロシア軍撤退に向けたさらなる交渉が急務だと述べた。写真はブリュッセルで2月代表撮影(2022年 ロイター)

ドイツ首相、ウクライナ情勢の緊張緩和へ停戦呼び掛け

[ベルリン 3日 ロイター] – ドイツのショルツ首相は3日、ウクライナ情勢の緊張を緩和するためには停戦とロシア軍撤退に向けたさらなる交渉が急務だと述べた。

ドイツのテレビ局ZDFに対し、「どれほど非現実的に見えても、そのための努力は怠ってはならない」と語った。

「今起きていることは、ウクライナの人々に対する戦争だ」とも述べた。

また、北大西洋条約機構(NATO)の軍事参加が決定されることのないよう、NATOとロシアの直接的な衝突を防ぐことが非常に重要と強調した。

早い段階で、合意された対ロシア制裁は効果を示しているとも指摘した。

民主主義は国民から生まれるものであり、ロシアの政権交代が地域の問題を解決するとは考えていないとした。

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