フランス当局は3日までに、ロシアのウクライナ侵攻を巡って米国などがロシア富豪への制裁を強化する中、新興財閥(オリガルヒ)に関連する貨物船4隻と豪華ヨット1隻を差し押さえた。写真はロスネフチのロゴ。ベトナム・ブンタウで2018年4月撮影(2022年 ロイター/Maxim Shemetov)

仏当局、ロスネフチCEOの豪華ヨット差し押さえ 制裁受け

[パリ 3日 ロイター] – フランス当局は3日までに、ロシアのウクライナ侵攻を巡って米国などがロシア富豪への制裁を強化する中、新興財閥(オリガルヒ)に関連する貨物船4隻と豪華ヨット1隻を差し押さえた。

仏財務相によると、関税当局が米国と欧州連合(EU)の制裁リストに載っているロシア国営石油大手ロスネフチのイーゴリ・セチン最高経営責任者(CEO)のヨットを、仏リビエラ港を離れようとする前に差し押さえた。

ロスネフチは声明で、仏当局の措置についてはコメントを避け、セチン氏は自身に関連する企業がヨットを所有していることを把握していなかったと説明した。

欧米などは、ロシアのプーチン大統領の下で財産や政治的影響力を拡大してきたオリガルヒを標的にしている。

仏当局者は、同国では資産凍結の対象が510人に上る可能性があると述べた。

仏財務省関係者によると、税関当局はこれまでに、ロシアのオリガルヒに関連する貨物船4隻も差し押さえたという。

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