小人は本当に存在していた? ホモ・フローレシエンシス

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お話の中の小人国や映画『ロード・オブ・ザ・リング』、『ホビット』など、もしかするとフィクションではないのかもしれません。近年、発見されたホモ・フローレシエンシスの化石が世界中で注目を集めています。

インドネシアでは、かつてエブゴゴと呼ばれる小人族がいて、人類が最後にこの人種を目撃したのは300年前のフローレンス島でした。 

これまでエブゴゴは単なる作り話とされていましたが、しかし、近年のある考古学的発見で、驚くべきことが分かりました。 

インドネシアとオーストラリアの考古学者たちは、すでに小人の人骨を発見したことを発表し、この人種は1万2千年前までずっとフローレンス島に居住していたといいます。

ホモ・フローレシエンシスの身長は1mあまりで、頭はチンパンジーよりも小さいのです。もしかすると、今回の発見により、何万年も前の地球上にまた別の人種が存在していた可能性が証明されるかもしれません。もし本当に存在していたのならば、我々はその人骨や生活の痕跡などをすでに発見しているのではないでしょうか。記録がなく、誰も知らず、これまで未発見のものだからと言って、完全に否定することはできないでしょう。

しかし、インドネシアの古人類学者であったトゥク・ジェイコブ氏は別の観点を持っています。ジェイコブ氏は、これらの人骨は希少疾患である脳萎縮疾患を患った人のもので、小人などではないとし、「これは新たな種でも、亜種でもない。異常に小さい頭と未発達の脳を持ったヒトの骨だ」というのです。

しかし、一方、インドネシアとオーストラリアの考古学者たちは自分たちが出した最初の結論を堅持しています。オーストラリアの研究員、リチャード・ロバーツ氏は、これらの小人たちは島の辺鄙な密林で生活していたのかもしれないと考えました。その後、考古学チームはホモ・フローレシエンシスに関する痕跡を探索すべく、再び島に上陸しました。 

実は、多くの考古学者はすでにエブゴゴの話を知っており、細かいところまで伝えられていて、想像上の要素が少ないため、エブゴゴの話には事実的根拠がある可能性が高いと考えています。 

オランダの学者、バン・デン・ベルフ(Gert D. van den Bergh)氏は、「この話を聞いた当時は、信じなかった。しかし、他の話と違って、村人たちはエブゴゴを自然界の一部と見なし、エブゴゴに何か特別な能力はなかったと言っていた」と話しました。

現地の人々によると、エブゴゴが絶滅したのは、自然災害などによるものではなく、当時の村人、つまり人為的原因によるものだったというのです。

エブゴゴによる食べ物の略奪行為が当時の人々にひどく嫌われており、村人たちはエブゴゴたちを火山の洞窟に追いやり、大量の藁を渡しました。エゴブブたちは暖を取るための村人からの贈り物だと思っていました。実は、村人たちは藁束の中に石炭を仕込ませており、エブゴゴたちは焼け死にました。そんな中、男女2人だけが生き延び、洞窟の奥まで逃げたのです。人骨が発見された場所は、ちょうど逃げた方向の先でした。 

(翻訳編集・天野秀)