3月11日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナはロシアとの戦争で「戦略的な転換点」を迎えたと表明した。また、ロシアが徴集兵や予備兵、シリアの傭兵を使って侵攻軍をてこ入れしていると述べた。写真は2021年11月、グラスゴーで開かれた第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)に出席するゼレンスキー大統領(2022年 ロイター/Andy Buchanan)

ウクライナ紛争、「戦略的転換点」迎える=ゼレンスキー大統領

[リビウ 11日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、ウクライナはロシアとの戦争で「戦略的な転換点」を迎えたと表明した。また、ロシアが徴集兵や予備兵、シリアの傭兵を使って侵攻軍をてこ入れしていると述べた。

毎日行われているテレビ演説で「ウクライナの領土が解放されるまであと何日かかるのか言うことは出来ないが、解放を実現すると言うことは可能だ。なぜならわれわれはすでに戦略的な転換点を迎えているからだ」と指摘。ウクライナは「ロシア全土から集めた予備兵や徴集兵を戦争という地獄に突き落としている」敵国と戦っているとした。

その上で、国際社会に対し、ロシアが撤退しない場合は制裁圧力を強化するよう呼び掛けた。

ロシアのプーチン大統領は同日、中東からの最大1万6000人の志願兵派遣を認めたが、これについてウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問は、ロシア軍の弱さの表れだと述べた。

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