4月8日、ウクライナ東部クラマトルスクの鉄道駅に対するミサイル攻撃を巡り、米国はロシアが短距離弾道ミサイルを使用したと確信していると、国防当局高官が述べた。写真は同日、クラマトルスクの鉄道駅付近のミサイルの残骸(2022年 ロイター)

米、ロシア軍が短距離弾道ミサイル使用と確信 鉄道駅攻撃で=高官

[ワシントン 8日 ロイター] – ウクライナ東部クラマトルスクの鉄道駅に対するミサイル攻撃を巡り、米国はロシアが短距離弾道ミサイルを使用したと確信していると、国防当局高官が8日述べた。

8日早朝にクラマトルスクの鉄道駅がミサイル攻撃を受け、子ども5人を含む少なくとも50人が死亡した。同地域の当局が明らかにした。

高官によると、国防総省はロシア軍が鉄道駅への攻撃において「SS─21スカラベ」ミサイルを使用したと確信しているが、攻撃の動機は不明。米国は攻撃についてなお分析中で、クラスター爆弾が使用されたかどうかも明らかになっていないという。

一方、米ホワイトハウスは8日、バイデン政権が鉄道駅への攻撃に関する調査を支援すると発表した。

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