「ヨハン・セバスティアン・バッハ」。モスクワにあるコローメンスコエ公園での砂の彫刻の展示。(Shutterstock)

クラシック音楽史上 燦然と輝く巨人 バッハ(上)

聞いた後、余韻を残すだけでなく、人の心に深く残る音楽とはどんなものなのでしょうか。雄大な響きの楽章、それとも変化に富んだ旋律、それとも寧静で愉快な音なのでしょうか。

いずれにせよ、たとえ音符が千変万化の姿や表情を見せることがあっても、少なくとも天国からの音楽が平和で美しいものであることは確かです。たとえ盛り上がっても、それは平和の中で輝いており、理性の下で感情が表現されているのでしょう。

音楽史に名を残す巨匠たちの、作曲において共通して言えることは、大なり小なり「神からのインスピレーション」を受けていることです。

 

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