ローマにあるメディチ家の別荘 (ヴィラ・メディチ)。現在はフランスの国有資産となっていて、在ローマ・フランス・アカデミーが1803年から使用しています。 (Shutterstock)

フィレンツェ名門貴族 メディチ家の財宝(1)

メディチ家はフィレンツェの歴史と緊密に絡み合っており、イタリア及びヨーロッパの興隆において重要な役割を果たしてきました。また、西洋美術の発展とも深く関わっている一族で、ヨーロッパの歴史の中で約300年の栄光を維持してきました。

メディチ家の先祖の出身地はフィレンツェの北東部のムジェッロ地域で、銀行家および商人として台頭し、徐々に多くの芸術家を支援し始め、最終的には名の通ったパトロンとして知られるようになりました。

2010年9月から2011年1月末まで、パリのマイヨール美術館にはメディチ家が所蔵する絵画、彫刻、骨董品、装飾芸術品から科学、詩歌、音楽、植物学、手紙、手稿に至るまで、150件以上もの美術品や宝物などが展示され、当時のフィレンツェの貴族たちの優雅な品格と興味などを知ることができます。

 

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