「あなたの爪は健康ですか?」なかには危険なタイプもあります

のケアは、おしゃれのためだけではありません。
指の爪は、あなたの健康状態を如実に反映する部位です。もしもご自分の爪に異常な模様や色が現れた場合は、それを体への警告として受け止める必要があります。

健康な人の爪は、うっすら赤みがあり、しわや斑点がないものです。爪面は丈夫なアーチ状で、表面は滑らかで光沢があります。

逆に爪にしわができたり、色が黒くなったりしたら要注意です。爪の変化は、体の病気とは関係ないものもありますが、なかには危険を警告するシグナルもあります。

以下に、爪に現れる8つの変化を挙げます。

1、爪の横紋
爪に横紋が見られた場合、すでに身体に重大な変化があり、大きな病気に罹ったり炎症を起こした可能性があると考えられます。

例えば、COVID-19(中共ウイルス)に感染した患者の場合、退院後23ヵ月の時点で、10本の指の爪のほとんどに横紋が認められます。エンテロウイルス(腸管ウイルス)に感染した子供で、感染症が完治した後に、爪に横紋ができる例もあります。

これら爪の横紋は、爪が伸びるにつれて上に移動しますので、爪がある程度伸びたら切ることができます。

2、爪の縦線
爪に現れる縦の線は、全ての指の爪に出るわけではありません。
爪の縦線は、単なる爪の老化を表しており、とくに病気を知らせるものではないでしょう。

3、爪のくぼみ
爪に、小さなくぼみや、へこみができた場合は、体に甲状腺の病気、自己免疫系の疾患、円形脱毛症、乾癬などがある可能性があります。

4、爪面のピンク色が減少する
爪のピンク色の面積が小さくなるのは、それだけ爪が皮膚から剥がれているためです。

例えば、素手で強力な洗剤を頻繁に使用すると、これらの化学物質が爪と爪床の間に入り込み、爪床のピンク色の部分が小さくなります。

爪の剥がれを防ぐには、ゴム手袋などを使って、素手で洗剤や薬品に触れることを避けるとともに、爪と肉の境目にワセリンを塗って皮膚を保護します。

 

爪の横紋、縦紋、小さな凹み、爪床のピンク色の部分が小さくなる、などの変化が見られることがあります。(健康1+1/大紀元)

 

5、爪の色の変化
肝臓、腎臓、心臓、などの慢性疾患、特に心肺機能に問題が生じた場合は、爪の色に変化がみられることがあります。

喫煙する人は、指の爪がピンク色ではなく、かえって白っぽくなる例もあります。これも心肺機能に何らかの問題がある実例と言えます。

6、爪に黒い線が生じる
手や足の爪に黒い斑点または黒い線を発見した場合は、メラノーマ(悪性黒色腫)の可能性があるため、早急に医師の診察を受けることをお勧めします。

メラノーマは、死亡率が高い悪性の皮膚がんです。

7、爪に白い点が出る
爪の白斑は「栄養が不足している」と言われますが、これは間違いです。

爪の白い点は栄養失調とは関係なく、何かにぶつかった衝撃でできたものでしょう。
激しい衝突ならば、内出血であざができて痛みますが、軽い衝突では白い点がでるだけで特に痛むことはありません。

8、爪が割れやすくなる
爪が割れたり、折れやすくなるのは、一般的にはカルシウム不足が原因と言われています。

ただ、それを招いたそもそもの原因を除去する必要があるかもしれません。
例えば、激し過ぎるダイエットによって全身の栄養バランスが崩れたとすれば、その点からの根本的改善が求められます。

子供の爪は、角質タンパク質の機能が未熟なため折れやすいと言われますが、大人になれば改善します。大人になっても爪が割れやすい場合は、単純に爪の水分が足りていないことが関係しているかもしれません。

もともと爪が弱い人は、けが防止のため長く伸ばさないようにしたり、尿素入りのハンドクリームを使って爪を硬くすることもできます。

 

爪が変色したり、爪に黒い線や斑点が出た場合は、重大な病気に関係する可能性があるので、医師の診察を受けることが求められます。(健康1+1/大紀元)

 

(翻訳編集・鳥飼聡)

蘇冠米