【遠見快評 】ソフト外交と厳しい防疫政策なりふり構わぬ 習近平の狙いは?

5日の中共の最高指導部(共産党政治局常務委員会)の会議で、習近平氏は「ゼロコロナ」政策を堅持する方針を改めて確認しました。

中央テレビ(CCTV)や国営新華社通信をはじめ、各主要官製メディアが一斉にこれを一面トップで報道していたことからも、その「重み」を改めて認識させられます。

習氏は会議で、ゼロコロナを「党の方針」と位置づけたうえで、その方針をねじ曲げ、疑い、否定する全ての言動と断固戦うとし、また、「上海でも必ず勝つ」と話しました。

この「ゼロコロナ堅持」のニュースが出ると、中国のSNSでは罵声や皮肉、なかには「反動的」とすら捉えられるコメントで溢れかえりました

例えば、「早く他の人に代われ!」、ひいては「いつ死ぬんだ?」と直接当局を呪うものまで見かけました

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