米ロ軍制服組トップが電話会談、ウクライナ侵攻後初=国防総省
[ワシントン 19日 ロイター] – 米国防総省は19日、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長がロシアのゲラシモフ参謀総長と電話会談を行ったと発表した。ロシアが2月にウクライナに侵攻して以来、両氏の会談は初めて。
ミリー統合参謀本部議長の報道官は、両氏が「安全保障に関するいくつかの懸念事項について協議し、対話のホットラインをオープンにしておくことで合意した」と指摘。ただ「これまでの慣例に従い、会談の詳細な内容は公表しない」と述べた。
ロシア通信(RIA)は19日、ロシア国防省の情報として両氏がウクライナ情勢を含む「相互利益」について協議したと報じた。
関連記事
ウクライナは今後10年で仏ダッソー製「ラファール」戦闘機最大100機の導入方針を発表。防空システムなども含め歴史的協定に署名
G7財務相はロシア産原油の購入を拡大する国々も制裁対象とする方針で一致し、凍結資産全額の活用も検討している。
トランプ米大統領は、プーチン露大統領とゼレンスキー宇大統領の首脳会談が不可欠だと強調し、戦争終結へ両者の対話を求めた。
ロシア外相はプーチン・ゼレンスキー会談の予定はないと発言。双方は妥協せず、戦闘と制裁強化の主張を続けている。
ゼレンスキー氏は中国が戦時中ロシア支援を行ったとして、戦後ウクライナ安全保障国への参画を拒否する方針を表明した。