ウクライナのゼレンスキー大統領(右)は、南東部ザポロジエ州で前線部隊を訪問した。その後、前線に近い東部ルガンスク州リシチャンシクとドネツク州ソレダルも訪れたことを5日に明らかにした。提供写真。ザポロジエで撮影(2022年 ロイター/Ukrainian Presidential Press Service)

ウクライナ大統領、ザポロジエの前線部隊訪問 東部2カ所も回る

[キーウ(キエフ) 5日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は、南東部ザポロジエ州で前線部隊を訪問した。その後、前線に近い東部ルガンスク州リシチャンシクとドネツク州ソレダルも訪れたことを5日に明らかにした。大統領は1週間前も北東部ハリコフ州を訪問している。

大統領府の声明で、ゼレンスキー氏は兵士らの働きに謝意を表明した。

ザポロジエのオレクサンドル・スタルク知事はゼレンスキー氏に、地域の約6割がロシアの支配下にあり、2700個以上のインフラ構造物が損傷しているか破壊されたと報告した。

大統領府によると、ゼレンスキー氏はザポロジエの医療施設も訪れ、ロシアが制圧した港湾都市・マリウポリ出身者を含め、家を追われた人たちと直接話をしたという。ゼレンスキー氏は難民への定住地確保を約束した。

同氏は5日のビデオ演説で、ザポロジエの部隊訪問後にリシチャンシクとソレダルを訪れたと明かし「今回会って握手した全ての人、私とつながり、支持を伝えてきた全ての人を誇りに思う」と述べた。

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