6月15日、バイデン米大統領はウクライナに対する総額10億ドルの新たな武器支援を発表した。対艦ミサイルシステム、ロケット弾、榴弾(りゅうだん)砲の弾丸などが含まれる。写真は6月14日 、フィラデルフィアで演説するバイデン大統領(2022年 ロイター/Evelyn Hockstein)

米、対艦ミサイルなどウクライナに10億ドルの追加武器支援

[ワシントン 15日 ロイター] – バイデン米大統領は15日、対艦ミサイルシステムやロケット弾など、ウクライナに対する総額10億ドルの新たな武器支援を発表した。ゼレンスキー大統領と電話で会談し、伝えたという。

今回の武器支援にはりゅう弾砲18門と弾薬3万6000発、ハープーン沿岸防衛システム2基、砲弾ロケット、無線、暗視装置、訓練資金などが含まれる。

米国内の在庫からウクライナに送る。資金は米議会が承認したプログラムから拠出する。

バイデン氏はこのほか、ウクライナに対する2億2500万ドルの追加人道支援も発表。飲料水、医薬品、食料などを提供する。

ロシアのネベンジャ国連大使はこの日「ウクライナに武器を供与している西側諸国の手は血で濡れている」とし、「西側諸国がロシアと代理戦争を戦っている」と非難した。

一方、ウクライナ議会の議員はシンクタンク、ジャーマン・マーシャル・ファンドのイベントで「2週間おきに届くのではなく、ロシア軍を倒すために全ての武器を集中させる必要がある」と訴えた。

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