中国国内では、国産ワクチンを接種した人のなかで白血病を発症する例が増えています。(Shutterstock)

董宇紅博士から緊急報告「中国製ワクチンで多発する白血病」(1)

米国の病理学者のライアン・コール氏は、「新型コロナウイルスのワクチン接種開始後、一部のがん症例が異常に増加している」ことを発見しました。

同時に、私(董宇紅)の分析チームは、中国大陸において「(中国の)国産ワクチン接種後に血液がん(白血病)を発症した例が1000例近くに上っている」という、非常に好ましからぬ事象の報告も受けました。

そして、前回の初歩的な分析を行った後に、このたび最終的な分析を行いました。その最終結果について、日本の皆様にご報告いたしましょう。

 

米専門家「ワクチン接種後、がん異常増加」

米国の病理科医師であるライアン・コール氏は、ここ数カ月でいくつかの不穏な傾向に気づいたと言います。

それは、複数の希少ながん症例が異常な増加を見せていることで、「新型コロナウイルスのワクチン接種が、自然免疫系を変化させたことに関係するかもしれない」と同氏は懸念を深めています 。

コール氏の職務は、膨大な量の病理学切片を集めて検証し、医療現場の臨床医に病理学報告を提供することで、言わば「医者にとっての医者」という立場です。

コール氏は最近、「成人が小児と同じ疾患になる例」および「希少がんの事例」が増加していることを発見しました。また同氏は、全ての死因から見ても、ワクチンを接種していない人に比べて、ワクチンを接種した人の死亡者数が上昇している点にも注目しています。

専門家の豊富な経験から、コール氏はこれらの現象に不安を感じています。

そうです。私たちは今こそ、こうしたミクロ世界からの重要メッセージを注視する必要があるのです。

 

中国大陸における「異常現象」

コール氏が目にしたのは、主として米国の状況です。

同時期に、私たち(董宇紅チーム)は中国から自発的に報告された白血病の多くの症例を収集し、分析してきました。中国での共通の特徴は、新型コロナウイルスの中国製ワクチンを接種したことです。

私たちは異なる国、異なる人種のなかで、コール博士と似たような現象を見ました。

以下は、およそ1000例に近い、ワクチン接種後の白血病発症例の最終分析結果です。

2022年6月4日の米東部時間午後10時までに、私たちは2枚の表を受け取りました。どちらも1000例以上のワクチン接種後の白血病関連事象の報告です。

 

「845の病例」が語るもの

精査の結果、重複例および情報不備例を除外し、残った845例につて分析しました。

以下は、845の病例をまとめたものです。

1、性別

患者の50%は男性でした。女性は35%。残りの15%は性別の確認ができませんでした。男性が主であるということは、一般的な白血病発症における性別の傾向に合致しています。

ワクチン接種後、白血病を発症した患者の性別。(健康1+1/大紀元)

 

2、年齢

患者の年齢幅は1歳から80歳まで。中央値は29歳であり、患者の半数は12~45歳でした。

疾病の分類整理による発症年齢をみると、今回の急性骨髄性白血病や急性リンパ性白血病の発症年齢は、一般的な背景となる白血病発生率とは一致していないようです。

 

3、地域

白血病は通常、地域限定的な環境汚染または放射線曝露によって発症します。

しかし、これらの報告例は中国の多くの省や市に広く及んでおり、地域を限定できる明らかな特徴は見られません。

患者に共通する特徴は、新型コロナウイルスの国産ワクチンを接種した事実だけです。このことは、今後も重点的に分析する必要があると考えられます。

ワクチン接種後、中国国内における白血病関連事象の分布。(健康1+1/大紀元)

 

4、ワクチンの種類

接種されたワクチンのなかで、シノバック傘下の中国北京科興中維生物技術有限公司による科興ワクチンが39%を占めます。

続いて、北京生物が12%。長春生物が6%。安徽智飛が4%となっています。そのほか、異なるワクチンによる「混ぜ打ち」のケースも、いくつかあると見られます。

白血病を発症した患者が接種した、中国産ワクチンの種類。(健康1+1/大紀元)

 

5、白血病の種類

患者の白血病症例のうち、最も多かったのは急性骨髄性白血病で49%でした。

続いて、急性リンパ芽球性白血病が32%です。全体的に見ると、81%の患者が「急性」の白血病に罹患していました。

ワクチン接種後、発症した白血病の種類。(健康1+1/大紀元)

 

6、ワクチン接種との時間的関連

これらの患者がワクチン接種後、どのくらいの時間が経過してから「白血病」と診断されたかという問題は、今後の情勢分析に重要なポイントとなります。

51%の患者は「2回目の接種から102日後(中央値)で発症、または白血病と診断」されたとされます。全体では、接種後2~5カ月後でした。これは(放射線被曝などによる)一般的な白血病の発症と一致しています。

ただし、なかには3回目の接種から約2カ月後に症状が現れた人もいました。

ワクチン接種後、白血病の発症または診断時期。(健康1+1/大紀元)

 

7、患者の現状

報告時点までに、これらの白血病患者のうち77%が化学療法などで治療中。

7%が移植手術の機会を待っている。5%がすでに死亡。

そのほか、経済的な事情のため、治療を諦めた人も少なくないと言います。

ワクチン接種後、白血病患者の現状。(健康1+1/大紀元)

 

(次稿に続く)

(翻訳編集・鳥飼聡)

 

 

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