英国のスナク前財務相は7月14日、首相に就任した場合に最も優先する経済課題として高インフレへの対応を挙げ、ジョンソン首相の後任を争うライバルが掲げる減税ではないとの姿勢を示した。同日、ロンドンで撮影(2022年 ロイター/Toby Melville)

スナク英前財務相、首相就任なら「インフレ対策を最優先」

[ロンドン 14日 ロイター] – 英国のスナク前財務相は14日、首相に就任した場合に最も優先する経済課題として高インフレへの対応を挙げ、ジョンソン首相の後任を争うライバルが掲げる減税ではないとの姿勢を示した。

5月の英消費者物価指数(CPI)は前年比9.1%上昇。40年ぶりの高い伸びで、主要7カ国(G7)で最高となっている。

スナク氏は「経済的な最優先事項はインフレへの対処で、これ以上悪化させないことだ」とBBCラジオで指摘。減税は責任を持って行うとした上で、「私は党首選に勝つために減税するのではなく、減税するために勝つ」と述べた。

14日に行われた保守党党首選の第2回投票ではスナク氏が101票を獲得し、第1回投票に続きトップに立った。

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