記録的な熱波に見舞われている欧州で、11日はフランス、スペイン、ポルトガルなどで山火事が猛威を振るったほか、ドイツを流れるライン川の水位が低下し、物流が阻害されるなどの影響が出た。8月10日、仏ジロンド県で撮影(2022年 ロイター/Stephane Mahe)

欧州で山火事収まらず、記録的熱波続く ライン川の水位も低下

[オスタン(フランス) 11日 ロイター] – 記録的な熱波に見舞われている欧州で、11日はフランス、スペイン、ポルトガルなどで山火事が猛威を振るったほか、ドイツを流れるライン川の水位が低下し、物流が阻害されるなどの影響が出た。

フランス南西部のワインの産地として知られるボルドー近郊では巨大な山火事が発生から3日経過。ボルドーがあるジロンド県では1000人を超える消防士が消火活動にあたっているが、これまでに6800ヘクタールの森林と住宅地が消失し、数千人の住民が避難を余儀なくされた。

消防士の一人は今回の山火事を「モンスターのようだ」と形容。ジロンド県の気温は11日に40度に達し、13日まで猛暑が続くと予想されており、消防は気候条件と極度の乾燥で山火事が勢いを増す恐れがあるとして警戒を呼びかけている。

仏大統領府によると、フランスの山火事に対処するためにギリシャとスウェーデンが消火用航空機、ドイツ、オーストリア、ルーマニア、ポーランドが消防士を派遣した。

このほか、ポルトガルでは中部で発生した山火事が6日目に入り、消失面積は1万0500ヘクタールに達した。スペインでも新たな山火事が発生し、エストレマドゥーラ州カセレス県では数百人が避難を余儀なくされている。

英国では、気象庁がイングランドとウェールズの一部に4日間の「猛暑」警報を発令した。

関連記事
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。
  オランダの総合情報保安局(AIVD)は、中国共産党によるスパイ活動が、オランダおよび国際社会の安 […]