9月21日、ウクライナ大統領府のポドリャク顧問(写真)は、ロシアの動員令について、事前に予測できたと指摘、動員令は極めて不人気な措置になるだろうと述べた。イスタンブールで3月撮影(2022年 ロイター/Kemal Aslan)

ロシアの動員令、事前に予想できた=ウクライナ大統領府

[キーウ(キエフ) 21日 ロイター] – ウクライナ大統領府のポドリャク顧問は21日、ロシアの動員令について、事前に予測できたと指摘、動員令は極めて不人気な措置になるだろうと述べた。ロシアの計画通りに戦争が進んでいないことを示しているとの認識も示した。

同顧問は、ロシアのプーチン大統領が「いわれのない戦争」を開始した責任とロシアの経済情勢悪化の責任を西側に転嫁しようとしているとも指摘した。

プーチン大統領は21日、軍の部分動員令に署名したと明らかにした。動員令は第2次世界大戦以来で即日適用される。西側が「核の脅し」を続けるなら、ロシアは兵力の全てを用いて対応すると警告した。

同顧問はロイターに送付したテキストメッセージで「完全に予測可能な要請で、自らの失敗を正当化しようとしているようだ」と指摘。

「戦争がロシアのシナリオ通りに進んでいないことは明らかだ。このため、プーチンには動員をかけて国民の権利を著しく制限するという極めて不人気な決定が必要になった」と述べた。

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