北朝鮮は25日朝、弾道ミサイルを発射した(防衛省提供)

北朝鮮弾道ミサイル、変則軌道の可能性も 政府「厳重に抗議、強く非難」

本日6時52分頃、北朝鮮内陸部から少なくとも1発の弾道ミサイルが発射され、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推測されている。政府は、弾道ミサイルが変則軌道で飛翔した可能性もあると指摘、北朝鮮を厳しく非難した。

浜田靖一防衛相は記者会見のなかで、北朝鮮が発射したミサイルは最高高度約50km程度で、通常の弾道軌道であれば飛距離は約400km程度だと説明した。いっぽう、変則軌道の可能性もあることから、情報収集を行っているという。

落下地点は日本の排他的経済水域の外だと推定されている。浜田氏は、会見時点では航空機や船舶からの被害報告は確認されていないと述べた。米国と緊密に連携しつつ、不測の事態に備えて警戒監視に万全を期すことを指示した。

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高市総理は就任3日後の23日、北朝鮮による拉致被害者家族との面会で、金正恩氏との首脳会談に臨む覚悟を表明し「あらゆるチャンスを逃さない」と強調した。家族会は早期実現を強く要求した。
疑わしきは罰せずというのは司法の原則だ。しかし軍事の原則は疑わしきは罰せよ、である。敵の先制攻撃を許して味方が壊滅したら、元も子もない。
木原稔防衛相は28日の会見で、北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用して衛星打ち上げを試みたことについて、日米韓の3カ国が「緊密な情報共有」を行なったと発表した。日米韓は昨年末、北朝鮮が撃つ弾道ミサイルの探知情報の即時共有を始めたと発表している。
何てことをしてくれるのかーー。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの報を受け、在日朝鮮人のパク・ヨンさん(仮名、40代)は肩を震わせた。おりしも日本と北朝鮮はサッカーで予選枠を競っていた。冷酷で傲慢な金正恩体制、日本での静かな営み。二国間のはざまで在日朝鮮人は複雑な思いを抱えていた。
外交関係者の話によると、北朝鮮は国連制裁に違反し、中国の10以上の都市で北朝鮮人従業員を雇用した50以上のレストランを経営しているという。これらレストランの収益の大半は、北朝鮮政権によって核・ミサイル開発資金に充てられていると見られている。