10月3日、衆参本会議で所信表明演説をする岸田文雄首相 (Photo by Kazuhiro NOGI / AFP) (Photo by KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

岸田首相、所信表明演説 新時代リアリズム外交 対中政策「主張すべきは主張」

岸田首相は3日、第210回臨時国会の開催にあたり衆参両院本会議で所信表明演説を行った。経済政策として物価高と円安対応、構造的な賃上げ、成長のための投資と改革を3つを重点分野に掲げた。日中国交正常化50周年を迎えた中国との対応について「両国間には様々な懸案がある」ことを踏まえつつ「主張すべきは主張する」と語った。

首相は冒頭、安倍元首相の国葬が「厳粛かつ心のこもったもの」になったと言及、「海外からお越しになった多数の参列者の方々から寄せられた弔意に対し、礼節をもって、丁寧にお応えすることができた」と述べた。

円安対応として、そのメリットを活かして経済構造の強靱(きょうじん)化を進めるとした。具体的には半導体や蓄電池の工場立地,企業の国内回帰や農林水産物の輸出拡大などに取り組む。

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