10月19日、 英中部マンチェスターの中国総領事館(写真)で中国の習近平国家主席に反対する抗議活動に参加していた男性が敷地内に引きずり込まれ、暴行を受けたとされる事件について、クレバリー英外相はデモ参加者に対する扱いは「容認できない」とし一段の措置を検討していると述べた。17日撮影(2022年 ロイター/Phil Noble)

在英中国領事館のデモ参加者暴行、英外相「容認できず」

[ロンドン 19日 ロイター] – 英中部マンチェスターの中国総領事館で中国の習近平国家主席に反対する抗議活動に参加していた男性が敷地内に引きずり込まれ、暴行を受けたとされる事件について、クレバリー英外相は19日、デモ参加者に対する扱いは「容認できない」とし一段の措置を検討していると述べた。

事件は16日に発生。英政府は18日、ロンドンに駐在する中国の臨時代理大使を呼び出し、事件に関する説明を求めた。

英外相は「英国内でこうした事件が起こるのは容認できない」と述べ、抗議活動は平和的かつ合法的なものだったと指摘した。

一方、中国は、「悪質な嫌がらせ事件」を巡って英国側に抗議したとしている。

中国外務省報道官は記者団に対して「マンチェスターの中国総領事館に不法侵入した無法者の悪質な嫌がらせにより、中国人職員が負傷し、中国の敷地の安全が脅かされたことを強調したい」と指摘。「英国側が効果的に責任を果たし、英国内の中国大使館と領事館の敷地と人員の保護を強化する有効な措置を取ることを望む」と述べた。

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