スウェーデンボルグの天国見聞録(大紀元)

スウェーデンボルグ2:天国見聞録【未解決ミステリー】

18世紀の欧州の科学者、スウェーデンボルグは自由に他空間を行き来することができます。天国はもちろん、地獄に行ったこともあるといいます。では、まず天国に行ってみましょう。

天国の構造

スウェーデンボルグによると、天国も地上も地獄も全て同じ神が創造し、司っているといいます。天国は天国と霊国に分けられ、天国に属する天使は最高の智慧と栄光を持っています。霊国に属する天使は真理に対して確固たる信念を持っているといいます。

天国はまた、天使の完璧さによって上から順に内層、中層、最外層に分けられます。内層の天国は最も神性に近く、大天使が住む場所でもあります。各階級の天使たちは階級を越えて移動はできません。

スウェーデンボルグの観察によると、下層の天使は最上層を目指していますが、心のレベルの境界が最上層の要求に満たないため、昇ることができません。  

また、天国の空間概念も人間界と違って、すべてが固定されているわけではないのです。そのため、距離感も異なり、急いでいる時、すぐその場所に到達でき、のんびりしている時は、到達するのに時間がかかります。

天使の服装

天使たちは人間のように暮らしているので、衣食住もあります。しかし、彼らは布を織って服を仕立てたり、煉瓦を積んで家を建てたりしません。服も家も神から与えられたものです。

天国の天使の多くは高いところに住んでいますが、一方、霊国の天使はあまり高くないところに住んでいます。

スウェーデンボルグは天国の宮殿を見たと言います。その宮殿の上層部は金でできており、下層部は宝石でできていて、非常に煌(きら)びやかで荘厳さに満ちています。

そして天使たちの服も美しく、その美しさもそれぞれの天使の持つ智慧の程度に応じて異なります。善良な天使の服は炎のように燃え上がり、善良な天使の服はキラキラと輝いています。

天国の言葉と文字

天国では、すべての人が同じ言語を使用します。この言語は学んだものではなく、本能によるものです。

しかし、天使が人間に話しかける場合は、その人間の母語で交流します。

天国の文字もわざわざ学ぶ必要はなく、本能で身につけています。

今回お話しした、これらの光景はスウェーデンボルグが描いた天国です。天国の光景は想像し難いものではありません。しかし、皆さんは地獄の光景を想像したことありますか?次回はスウェーデンボルグの地獄見聞録をご紹介したいと思います。

(つづく)

詳しくはEPOCH TVをご覧ください。

https://www.epochtimes.jp/2022/10/122068.html

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