中国最大のiphone工場で従業員が大脱走 iPhone 14の出荷に影響か【世界の十字路】
中国河南省鄭州市にある世界最大のiPhoneの組立工場「フォックスコン」でこのほど、コロナ対策に不満を持つ大勢の従業員が封鎖を突破して、工場から脱出する事態が続いています。この工場で一体何が起こったのか?そしてなぜ、従業員たちは封鎖を突破してまで脱走するに至ったのか?今日は中国の厳格なコロナ政策による経済的・社会的代償を示す最新の例となる「フォックスコンの大混乱」、そしてこの「大逃亡」が中国企業、外資企業、そして中国共産党政権にどのような影響を与えるのか?
フォックスコンは米アップル最大のサプライヤーであるうえ、最新モデルiPhone14の生産の7割が今回、従業員が大逃亡した鄭州工場に集中しているのです。年末はちょうど欧米の購買シーズンに当たります。そして来年初めはアジア地区の購買シーズンがやってきます。そんな肝心な時に、工場内で感染が拡大して、そのうえ大勢の従業員が脱走する事態が起きれば、iPhoneの供給に影響が出るのは明らかです。
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