12月12日、 与党の自民、公明両党は実務者協議で、国家安全保障戦略など防衛3文書の改定内容に合意した。写真は9月、横須賀の海上自衛隊基地で代表撮影(2022年 ロイター)

防衛3文書改定で自公合意、中国巡る表現でも一致=関係筋

[東京 12日 ロイター] – 与党の自民、公明両党は12日午後に開いた実務者協議で、国家安全保障戦略など防衛3文書の改定内容に合意した。関係筋によると軍備拡張を進める中国に関する文言でも一致を見た。

計15回開催された同協議では、これまでに反撃能力の保有やサイバー攻撃に対して先手を打ち対処する能動的サイバー防御の導入など多くの論点で合意していたが、日本の安全保障環境に関する文書の表現で相違があった。

自公の関係者によると、両党は中国を巡り、国家安保戦略に「戦略的な挑戦」と明記する方針では一致していたものの、国家防衛戦略で、8月の日本の排他的経済水域(EEZ)内へのミサイル発射を地域住民に脅威と指摘する記述で調整が続いていた。

▶ 続きを読む
関連記事
2026年度上半期の空自の緊急発進は442回で、前年同期比約67%増。中共機への対応が285回と最多を占める一方、ロシア機への対応は152回と約2.6倍に増えた。北部・西部でも対応が大幅に増加した
防衛省統合幕僚監部は10月14日、中共海軍の空母「遼寧」を含む艦艇計4隻が沖縄本島と宮古島の間を通過し、太平洋へ進出したと発表。石垣島の南約250キロの海域で「遼寧」から艦載戦闘機が発着艦する様子も確認された
小泉防衛相は10月14日の衆院予算委で、中共政府の「新型軍国主義」言説に「核兵器も戦略爆撃機も持っていない国に対し、いずれも持つ国がそう主張する」と指摘。中共政府の言説に「共感する国がいるのか」と疑問を呈した
小泉防衛相は10月13日の閣議後記者会見で、北朝鮮による弾道ミサイル発射の増加や、中国の軍事力増強、ロシアと中国の軍事連携の動きなどを挙げ、日本を取り巻く安全保障環境が「戦後最も厳しく複雑」になっているとの認識を示した。
防衛省は10月9日、「即応宇宙輸送能力」の調査研究開始を発表した。有事などで失われた衛星機能の迅速な回復を目指し、民間からロケットの製造・打ち上げ方法の提案を募る。安全保障と宇宙産業の接点となる一方、実用化の時期や予算規模は未定だ