自民党税制調査会の会合が14日午前開かれ、防衛費増強の財源確保に向け、法人税とたばこ税、復興特別所得税を税制措置の対象とする方向性を確認した。宮沢洋一税調会長が記者団に明らかにした。写真は日本の国旗。2012年12月、都内で撮影(2022年 ロイター/Yuriko Nakao)

防衛財源確保で増税に反対論、15日も議論=自民税調小委員長

[東京 14日 ロイター] – 自民党税制調査会の小委員会が14日午後開かれたが、明日15日も議論を行うことになった。2027年度に1兆円不足する防衛費の財源確保に向け、法人税とたばこ税、復興特別所得税を税制措置の対象とする案が示されたが、出席議員から反対論が相次いだ。塩谷立・小委員長が記者団に明らかにした。

塩谷小委員長によると、「安定的な財源の必要についてはみな発言していたが、決める段階でもっといろいろな考え方を踏まえ、時間をかけた方がよいとの意見が多かった」。

午前中に開かれた税調幹部会では、宮沢洋一委員長らから復興特別所得税について、現在2037年とされている期限を14年延長する代わりに一部を防衛に利用する案や、たばこ税の段階的な引き上げ、法人税については、納税額に一律に上乗せを行う付加税方式による増税案が提示され、方向性は共有された、と宮沢氏が話していた。

▶ 続きを読む
関連記事
米FBIのパテル長官は原和也内閣情報官と会談し、高市政権が進める「国家情報局」新設への歓迎と連携強化を表明した。サイバー防衛や防諜、テロ対策の分野で日本を全面的に支援し、日米の情報連携をさらに強固にする姿勢を示している
現在の日本の情報収集力は「欠陥商品」なのか? 航空自衛隊幕僚長と情報本部長を歴任した外薗健一朗氏が、日本版CIAとも言える「対外情報機関」の創設やスパイ防止法の必要性を解説。自国を守るための新たなインテリジェンス戦略に迫る
国連安保理で北朝鮮の核・ミサイル問題を話し合う会合が開かれた。ロシアの反対で国連の監視が難しくなる中、日本は新たな枠組み「多国間制裁監視チーム」で各国と協力し、制裁の抜け穴を防ぐ方針だ
高市早苗首相は27日、安保3文書の改定手続きに着手し、世界が動乱の時代に入る中、日本は防衛力と総合的な国力を強化しなければならないと強調した。今回の改定で防衛予算がさらに増額されるのかに、国内外の関心が集まっている
かつてなく悪化する安全保障環境や未知の脅威に対し、日本はどう生き残るのか。高市総理主導の「総合的な国力から安全保障を考える有識者会議」の内容を紐解き、国力を結集した新たな防衛戦略と解決策に迫る