ドイツ西部のノルトラインウェストファーレン州当局は8日、「イスラム主義を動機とする」攻撃のために猛毒の青酸カリとリシンを調達した疑いで32歳のイラン人の身柄を警察が拘束したと発表した。写真は容疑者が拘束された建物の前でテレビカメラが設置されている様子。カシュトロップラウセルで撮影(2023年 ロイター/Stephane Nitschke)

ドイツ警察、イラン人の身柄拘束 無差別攻撃目的に猛毒調達

[カシュトロップラウセル(ドイツ) 8日 ロイター] – ドイツ西部のノルトラインウェストファーレン州当局は8日、「イスラム主義を動機とする」攻撃のために猛毒の青酸カリリシンを調達した疑いで32歳のイラン人の身柄を警察が拘束したと発表した。

デュッセルドルフ検察当局およびレックリングハウゼンおよびミュンスター両市の警察の共同発表によると、カシュトロップラウセル市の容疑者の住居を捜索した。

警察は、容疑者はイスラム主義を動機とする攻撃を行うために青酸カリとリシンを調達したとされ、「国家を危険にさらす重大な暴力行為」を計画した疑いがあると説明した。

フェーザー内相は「ドイツは引き続き、イスラム主義テロ組織の直接的な標的となっている」と述べた。

ノルトラインウェストファーレン州はドイツで最も人口の多い州。州内相は、密告を受けて警察が夜間に容疑者拘束に動いたと説明した。

警察は捜査の一環で2人目を拘束したと明らかにした。デュセルドルフ検察当局は、この人物が容疑者の兄弟だとしている。

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