ロシアは29日、北海道の北東に連なる南クリル諸島(北方領土)周辺水域を巡る日本との漁業交渉を行わないと表明した。写真は国後島。2016年12月撮影(2023年 ロイター/Yuri Maltsev)

ロシア外務省、日本との漁業交渉を否定 制裁強化受け

[29日 ロイター] – ロシアは29日、北海道の北東に連なる南クリル諸島(北方領土)周辺水域を巡る日本との漁業交渉を行わないと表明した。

「日本政府による反ロシア措置に照らし、政府間協議の開催に同意できないと日本政府に通知した」とするロシア外務省の発表をロシア通信(RIA)が報じた。

日本政府は27日、ウクライナの都市への空爆を受け、資産凍結や軍事関連の輸出禁止など追加の対ロシア制裁を発表した。

松野博一官房長官は23日の記者会見で、ロシア側が一日も早く政府間協議に応じるよう求めていた。

しかしロシア外務省は、日本が「敬意」を示さない限り状況の改善はないと明言。

RIAによるとロシア外務省は「通常の対話に戻るためには、日本がわが国に対する基本的な敬意や関係改善への意志を示すべき」との認識を示した。

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