パキスタンの北西部ペシャワールにある混雑したモスクで30日、警察を標的とした自爆攻撃とみられる爆発が起き、少なくとも32人が死亡した。この地域ではイスラム過激派の活動が活発化している。写真は同日、自爆攻撃があったペシャワールのモスクで進められる救助活動(2023年 ロイター/Fayaz Aziz)

パキスタンで警察標的の自爆攻撃、死者59人に TTPは関与否定

[ペシャワール(パキスタン) 30日 ロイター] – パキスタンの北西部ペシャワールにある混雑したモスクで30日、警察を標的とした自爆攻撃とみられる爆発が起き、少なくとも59人が死亡した。この地域ではイスラム過激派の活動が活発化しているが、犯行声明は今のところ出ていない。

パキスタンのイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」は「この攻撃とは無関係だ」との声明を発表し、関与を否定した。

パキスタンのシャリフ首相はこれを自爆攻撃だと非難。ペシャワール警察署長はロイターに対し「自爆攻撃だった」とし、死亡者の大半が警察官だったと説明。負傷者170人の多くが重体とも明らかにした。

▶ 続きを読む
関連記事
インド南部のシヴァリンガ地区で11月30日、2台のバスが衝突する事故が発生し、少なくとも11人が死亡、60人が負傷した
東南アジア各国が豪雨による深刻な洪水と土砂崩れに見舞われ、死者は600人を超えた。インドネシアやタイなどで被害が拡大しており、各国が救助と復旧に追われている
マレーシア政府は、2026年から16歳未満の未成年によるソーシャルメディアのアカウント登録と使用を禁止する方針を発表した
20日、「中国共産党のスパイ」疑惑が持たれているフィリピン北部バンバン市のアリス・グオ前市長は、人身売買に関与した罪で終身刑を言い渡された
ミャンマー軍は最近、悪名高いKK詐欺園区を「掃討した」と発表し、爆薬を使って園区の建物を爆破したと主張。しかし「大紀元時報」の取材によると、複数の生存者や救助関係者は「それは外部向けの見せかけにすぎない」と証言している。