米司法省は1日、バイデン大統領の私宅などから副大統領時代の機密文書が相次いで見つかった問題に関する調査の一環で、デラウェア州レホボスにあるバイデン氏の別荘を捜索した。しかし、機密と記された文書は見つからなかったと、バイデン氏の顧問弁護士ボブ・バウアー氏が明らかにした。写真は同日、捜索が行われたデラウェア州レホボスにあるバイデン氏の別荘(2023年 ロイター/Mark Makela)

FBIがバイデン氏の別荘を捜索、機密文書見つからず

[ワシントン 1日 ロイター] – 米司法省は1日、バイデン大統領の私宅などから副大統領時代の機密文書が相次いで見つかった問題に関する調査の一環で、デラウェア州レホボスにあるバイデン氏の別荘を捜索した。しかし、機密と記された文書は見つからなかったと、バイデン氏の顧問弁護士ボブ・バウアー氏が明らかにした。

捜索は、米連邦捜査局(FBI)が現地時間午前8時半から正午にかけ行い、さらなる調査のために「副大統領時代のものとみられる文書や手書きのメモ」を回収したという。

バウアー氏は声明で、バイデン大統領の「全面的な支持と協力」の下、捜索が行われたと述べた。

ホワイトハウスのイアン・サムズ報道官は1日、バイデン大統領は副大統領時代の機密文書の取り扱いに関する米司法省の調査に引き続き協力すると指摘。1日に行われたバイデン氏の別荘捜索には大統領顧問室の代表者は立ち会わなかったとした。

関連記事
トランプ前大統領は1日、11月に行われる2024年大統領選挙で勝利できなかった場合の対応について明らかにした。 […]
米オハイオ州に住む61歳の女性が2021年1月6日に行った行為に対する重罪で有罪判決を受けたと、検察が4月29 […]
アメリカ最高裁のトーマス判事が、トランプ前大統領の弁護団に、特別検察官ジャック・スミスが大統領に対する起訴権限に異議を唱えたかどうかを問いただした。
今年11月に迫る米大統領選で勝利した場合、トランプ氏は数百万人の不法移民の強制送還や中国製品の関税強化、議会議事堂事件で起訴された人々の恩赦を行うと米誌タイムのインタビューで語った。
米国連邦大法院で、ドナルド・トランプ前大統領に対して一定レベルの免責特権は適用可能かもしれないという前向きな解釈が出た。これは、任期中に適用された容疑に関して「絶対的な免責特権」を要求していたトランプ側の主張に対して懐疑的だった従来の立場から少し緩和されたものだ。