中国発の気球、米政府「明らかな主権侵害」国務長官は訪中延期
米国領空域に漂っている中国の気球をめぐり、国防総省のパトリック・ライダー報道官は3日、「明らかな主権侵害」と述べた。ホワイトハウスは予定していたブリンケン国務長官の5年ぶりの北京訪問の延期を発表した。
米国を横断する気球は日本時間4日午前6時現在、中部アラバマ州を飛行している。ライダー氏によれば、高度約6万フィートの高さで東に移動しており、今後数日間に渡り米国内を飛行するとの見通しを示した。
中国から飛来した気球は、両国の対立の新たな火種となっている。ブリンケン氏の訪中延期について、政府高官は省庁や議会との協議を経たうえで現時点での訪中は適切ではないと結論付けたと記者団に語った。
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