2月22日、韓国の国会議員らは、北朝鮮が核・ミサイル能力の完成を目指して7回目の核実験を年内に実施し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を通常の角度で発射する可能性があると述べた。写真は北朝鮮のICBM「火星15」。提供写真(2023年 ロイター/North Korea's Korean Central News Agency (KCNA))

北朝鮮、ICBM通常角度で発射の可能性 核実験も=韓国議員

[ソウル 22日 ロイター] – 韓国の国会議員らは22日、北朝鮮が核・ミサイル能力の完成を目指して7回目の核実験を年内に実施し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を通常の角度で発射する可能性があると述べた。情報機関の国家情報院から説明を受けた後に明らかにした。

北朝鮮はこれまで、ICBM発射実験を高角度の「ロフテッド軌道」で行ってきたが、通常角度で打ち上げる能力を既に獲得しており、米国に圧力をかけるため実行する可能性があるという。

国会の情報委員会メンバーは、北朝鮮が今年、これまでの警告通りにスパイ衛星を打ち上げる可能性も高いと述べた。

関連記事
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
北朝鮮のアニメスタジオが、制裁下にもかかわらず日本や米国の人気アニメーション制作に関与していることが、朝鮮半島の情報分析を行うシンクタンク「38ノース」が22日発表した報告で明らかになった。日本政府は先月、北朝鮮のIT技術者の関与について警告を発したばかり。北朝鮮が制裁を逃れ、日本市場に関与している実態が浮き彫りとなった。
米国政府が、北朝鮮が遺伝子操作を通じた生物学兵器を生産できる能力を保有しているという分析を発表した。
韓国を訪問している米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は16日、非武装地帯にある板門店を訪れ、ロシアと中国に北朝鮮の制裁逃れを擁護しないよう求めた。
最近、尹錫悅(ユン・ソクヨル)韓国大統領は国家安全保障の観点から韓国海洋警察に中国の漁船の強い対応を求めた。