なぜ、新型コロナ後遺症を見過ごす医師がいるのか?【フロントライン・ヘルス】
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長びく新型コロナ後遺症(ロングコビッド)は、診断が困難であるとされている。

特に、検査結果が正常な場合、医師はコロナ後遺症の重症度を認識できないことがある。場合によっては、患者の症状はすべて気のせいだと、誤って結論付けられてしまうことさえある。

そんななか、今、多くの専門家がコロナ後遺症の本質を理解するために積極的に取り組んでおり、その長期的な影響に対する治療法も開発されている。

ピエール・コリー博士もその1人だ。重症肺疾患専門医であり教育者でもある彼は、新型コロナの救命処置としてジェネリック医薬品の適応外使用を先駆的に行った米国の医師グループの一員だ。「フロントラインCOVID-19クリティカル・ケア・アライアンス(FLCCC)」と呼ばれるこのグループは、2021年夏にコロナ後遺症の治療法も考案している。現時点で、コリー博士は約200人のコロナ後遺症患者を治療しているが、彼が今まで診てきた他の病気とは違った症状を確認している。

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